sukoyaka.jpg 「住宅改造ポイント集<聴覚障がい編>」
発行:北九州市建築都市局住宅計画課
企画編集:NPO法人北九州市すこやか住宅推進協議会

この冊子の作成に協力しました。
1)聴覚障がいとは何か、2)住宅の各部の改造ポイント、3)実際の住宅事例(8件) が載っています。

個人的な欲を言えば、住宅事例をもっと増やしたかったなと思ってますが、大人の事情(?)で無理でした。でも、このような冊子は今までになかったですよー。

当ブログで書いてきたことが写真やたくさんのイラストではっきりとわかるようになってます。欲しい方はぜひご連絡ください。



昔の一戸建て(2階)と言えば、1階に居間、2階に寝室といった感じだと思います。近年はそれにこだわる必要もないようです。

ろう者が住む家を設計するとしたら、居間は1階か?2階か?これ、結構大変な問題で、設計時にはじっくりと検討する必要があります。

もし2階に居間を置いたとしましょう。一般論として、1階には寝室や個人の部屋ですね。

「メリット」は、①2階に居間を置いたら明るいし、開放的な気持ちいい空間ができる。②吹抜け等を用いた場合、下階を自然と見ることになり、空間を自然に把握できる。1階に居間を置いた場合だといちいち上を見上げなければならないんですね。ろう者にとっては重要な課題です。

「デメリット」は、空間構成を工夫すれば、2階から1階の気配を感じ取ることは可能ですが、1階に居間を置いた場合に比べると大きく劣るでしょう。しかも、1階で玄関、1階や2階の様子を知ることが難しくなる。なぜなら、インターフォンは基本的に個人の部屋には置かない(※1)ですし、個人の部屋ですから壁が多くなるかも知れない。

(※1) インターフォンが鳴るとピカピカ光るものがありますが、これをあちこちに置かなければならず、コストにも問題があります(結構な値段ですね)。

以上はほんの一部です。考えれば考えるほど、いろんな要素が絡み合ってきます。結局は「いかに気持ちよく過ごせるか」だろうと思います。